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みなさんはグアムのヒルトンホテルで起きた爆発事故をご存知でしょうか?
『一寸先は闇』とはよく言ったもので今は何が起きるか分からない世の中になってしまいました。
楽しい海外旅行ですから、できることなら何のトラブルもなく過ごしたいものですが、残念ながら何かしらの被害に巻き込まれることは決してゼロではありません。
ですが、きっと、みなさんは万が一に備えて『海外旅行保険』に入るなど、しっかり対策をしていることと思います。念には念を入れて…備えあれば憂いなし…です。
しかし、それでも実際、旅行中にトラブルに巻き込まれた場合は、どうしたらいいのでしょうか?
保険はあくまでも損害賠償や病気・けがをした治療費など【お金の補償】がメインとなっていますよね。
もちろん、これはこれでとても大事なものですが、今回はトラブルに遭遇したその瞬間に何をすべきなのかをまとめてみました。
海外保険加入がまだの方はこちらも参考にしてくださいね↓
ヒルトンホテル爆発事故
2013年9月26日現地時間の午後9時半頃、『ヒルトングアムリゾート&スパ』内のプールサイドバー(屋外)『ツリーバー』付近で爆発が起きました。
事故発生直後、ホテルスタッフの誘導で宿泊客全員をいったん外に避難させました。この事故で日本人男性観光客(当時32歳)と地元の女性(当時33歳)の2人が救急搬送されましたが、いずれも軽傷ですみました。
地元メディアによると当初は爆発の原因は不明とされました。同年2月に日本人観光客3人が犠牲になる殺傷事件があったため、事件、事故の両面から捜査が開始されました。
そして捜査の結果『老朽化したガス管が原因の事故』と断定されました。
引用 4travel.jp
こちらは事故から約1か月後の復旧作業中の写真です。事故直後ではないはずですが、かなりの損傷が見られます。爆発場所が屋外だったので、そこまで大きな被害にはならずに済んだようにも思います。
事故当時、BBQショーも行われていたとの報道もあり、この場所には、多くの人がいたと推測されますが、軽傷の2人だけですんだのが不幸中の幸いでした。
グアムの治安
【アメリカは治安が悪い】というイメージをお持ちの人もいると思いますが、グアムはアメリカの中でも治安はとても良い方なんです。
ヒルトンホテルのような事故も、同年に起きた事件も「まさか、ここで?」という印象を持った人も多いのではないでしょうか。
しかし、このように自分が意図しないことでトラブルに巻き込まれるケースは海外に限らず、日本でも十分に起こり得ることです。
決して他人ごとではない、このような場合に、私たちはどう対処すべきなのでしょうか?
海外の事件・事故
みなさんは、これまでの人生の中で、どれほどのトラブルに遭遇したことがありますか?
TVの刑事ドラマは好きでよく観ますが、ドラマのような事件が日常で起こる確率は宝くじが当たる確率よりもはるかに低いそうです。
だとしたら事件やトラブルに遭遇なんて一生に1度もないのでは?と思われるかもしれませんね。ところが、トラブルといえど、さまざまな事案がありました。
では、そのトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか?
外務省が発表しているデータをまとめてみました。
トラブルの種類
- 交通機関事故
- レジャー・スポーツ事故
- 自然災害
- 作業事故
- 戦闘・暴動・クーデターなど
- 窃盗
- 詐欺
- 強盗・強奪
- 傷害・暴行
- 脅迫・恐喝
- 強姦・強制わいせつ
- 殺人
- テロ
- 誘拐など
未遂・致死を含みます。
グアムで、日本人が遭遇しやすい犯罪は強盗、恐喝事件だそうです。絶対に巻き込まれたくないですが、私たちは日本というとても安全な国で生活しています。
この平和な生活スタイルは海外では決して通用しません。例えば、日本のプールなどでは、ちょっとした荷物をそのままにして遊んでしまうこともありますよね。
これを海外でやってしまうと簡単に盗難被害に遭ってしまいます。これが海外の怖いところなんです。ですから、そんな被害に遭わないように事前にしっかりと対策を練る必要があるのです。
- 所在調査
- 遺失・拾得物
- 傷病
- 安否照会
- 困窮
- 精神障害
- 被拘禁者援助
- 自殺・自殺未遂
- 行方不明など
その他の内容は在外公館の援護を必要とした事案です。例えば、海外で窃盗に遭い、助けを求めた(遺失・拾得物)などの例です。トラブルと一言で言っても、これほどの種類があるとは正直驚きでした。
ですが、これだけの事案があるのを見ると、かなりの確率で何かしらのトラブルに遭遇してしまいそうですよね。
あの時はぬいぐるみだったから大事にはならなかったけど、今思えば、あれが割れ物だったりしたら弁償なんてことになってしまってたかも…そうゆうのもトラブルの一つなんですよね。
さまざまな事案があることが分かっていただけたかと思います。では、海外でみなさんが実際にトラブルに遭遇する確率はどのくらいだと思いますか?
約1000人に1人です。
2018年の出国者数は約1900万人ですので、単純に1万9千人の日本人がトラブルに遭遇していることになります。
グアムだけで考えると2018年にグアムに渡航した日本人は、約56万1600人ですので、グアムでトラブルに遭遇する人は約600人に1人という結果になります。
この数字、多いと思いませんか?
みなさんがグアムに行くための飛行機1機の定員が約500人と考えれば、おのずと『明日は我が身…』と思ってしまいますよね。そうなんです、『自分は大丈夫』ではないのです。
私も、もれなく自分は大丈夫と思い込んでいました。
自分でも不思議なのですが、トラブルは自分とは別の世界で起きてること、という感覚で、どこから湧いてくるのか全く分からない自信に満ち溢れていました。
ですが、今回こうして改めて調べていくと、決して手放しで安心できるわけではないことを理解しました。
ですから、みなさんも決して自分は大丈夫と思い込まず、できる範囲で自分や一緒に出掛ける家族、友人の安全を守れるように少しだけ勉強してみましょう。
そうですね。では、実際にトラブルに遭遇した場合、どうすればいいのでしょうか?
このままではトラブルのことにばかり意識が集中しすぎて、楽しいはずのグアム旅行が台無しになってしまいます。
そうならないためには、どうしたらいいのか…?
皆さんのEnjoy Guamのために、さらに調査を続けました。
グアムでのトラブルと対処法
みなさんは目の前で事故や事件が起きたとき、どう行動しますか?
と、聞いても実際に遭遇してみないと自分がどう行動するかは全くわかりませんよね。私は、常日頃から何かあれば目の前の困った人を助けたいと思っていました。
それが人としての道徳であり、まっとうなことだと勝手に思い込んでいたからです。もちろん、状況にもよりますが、必ずしも、それが正しいわけではないようです。
トラブル発生!
トラブルは、何の前触れもなく、突然やってきます。まず、トラブルに巻き込まれた時は、とにかく大声で『ヘルプミー!』と叫びましょう。
グアムは優しい人が多いので声を聞きつけて助けにきてくれるはずです。その後、トラブルがいったん終息したら警察へ、負傷者がいる場合は救急車を呼びましょう。まずは【人命が最優先】です。
911
へコールしましょう。
警察・救急車・消防の連絡先がすべて同じなのは、とても助かりますよね。日本だと「119」「110」とちょっと迷ってしまうこともありますよね。
グアムでのトラブルとその対処法
まずはホテルでのトラブルについてお話ししましょう。
【貴重品などを部屋に残さない】
- ホテルに着いて荷解きをして部屋を散らかしたりはしていませんか?
- 着けていたジュエリーを外してどこに置いたか覚えていますか?
外出をするときは鍵付きのスーツケースに入れておくとか、貴重品はセキュリティBOXに入れるなどして対策を取りましょう。手放しで「部屋の中は安全」というわけではないのです。
万が一、ホテルの部屋に置いていた荷物が紛失した場合は、ホテルのコンシェルジュに伝え、当然ですが、警察に届け出るようにしましょう。
しかし、注意していただきたい点があります。私もよくやってしまうのですが、【置き忘れ】です。まずは落ち着いて自分がどこかに置き忘れていないか確認をしてから対処しましょう。
一人では探す場所も限られるので同行している人にも一緒に探してもらうと良いと思いますよ。
ホテル対策を整え、いよいよグアムを満喫するための移動です。グアムは電車や地下鉄は走っていないため、基本は車移動になりますよね。ですから、グアム旅行中はレンタカーを借りる人も多いと思います。
そこで気を付けていただきたいのが、レンタカートラブルです。
【荷物を車内に残さない】
車のガラスを割って盗まれることがあるそうです。「レンタカーで保険も入ってるから大丈夫でしょ?」という人もいるのではないでしょうか?
レンタカー保険では盗難による車両損害の補償が適用されないこともあるようで、その場合はガラスの弁償をしなければならなくなってしまいます。
荷物を車内に残さないことは最重要ですが、レンタカーを借りるときに入る保険の補償内容の確認も忘れずにチェックしましょう。
レンタカーを利用時にトラブルに遭遇したら、警察へ通報しましょう。その後、レンタカー会社へ連絡をして指示を仰いでください。
グアムといえば美しいビーチですよね。そんな美しい景色を堪能する私たちにも魔の手は襲ってきます。
【荷物を置きっぱなしにしない】
先ほどもお伝えした内容ですが、レンタカートラブル同様、とにかく荷物を置きっぱなしにしないことです。日本では少ないですが海外ではちょっとした荷物も盗まれる対象となります。
被害を認知したら、まずは近くのスタッフに状況を伝え、警察に連絡しましょう。何か紛失した場合は、ホテルトラブル同様、一度しっかりと探すことも忘れないようにしてくださいね。
一体どうすればいいのかしら?
そうなんです。何も飲まず食わずで遊ぶわけにもいきませんよね。
ビーチやプールで遊ぶときは、カードキーだけを持っていれば、部屋番号を伝えるだけでチェックアウト時に支払うことができるそうです。
ホテルのカードキーの他にも【キャッシュパスポート】もおすすめですよ。
キャッシュパスポートとは、事前に利用したい金額を入金して使うプリペイドタイプなのでカードキーよりも安心です。
プリペイドタイプなので万が一、盗難被害に遭っても入金額以上に使われる心配がありません。しかも9種類の通貨が1枚のカードで利用できるのでグアム以外でも使える優れものです。
インターネットで申し込み、書類に不備がなければ1週間程度で届くので余裕をもって申し込みをしてくださいね。
出発予定日から7日以内の申し込みの場合、オンライン申し込みでは間に合いません。
その場合は【緊急申込書(PDF)】で申し込むことができるそうです。
さて、ビーチやプールで遊び疲れて歩いて帰るのはちょっと面倒だな、と思うことはありませんか?そういった場合は、タクシーが便利ですよね。
【客待ちのタクシーや声をかけてくるタクシーは絶対に利用しない】
レストランや風俗に勧誘され見返りを求められたり、料金を多く請求されたり、女性だと性犯罪に巻き込まれることもあるようです。
ショッピングモールや空港など正規のタクシー乗り場にいるタクシーか、ホテルやお店の人に安心できるタクシーを手配してもらうようにしましょう。
さらに安心・安全を求めるなら、タクシーに乗ったら顔写真とIDがあるか確認をしましょう。
今回調べた中で、このタクシートラブルが一番やっかいな事案だと思いました。乗る前なら、ある程度の対処ができるのですが、一度乗り込んでしまうと【密室】なので対処にも限界があります。
万が一、乗ってしまった場合は、身の安全を確実に確保してから、スキを見て逃げ、警察に通報しましょう。あるいは大声で助けを呼んでください。
タクシーの密室は相手の方が絶対的に優位なので、反抗せず、相手が金銭目当てのようなら、素直に渡して身の安全を守りましょう。
移動手段に悩んだらこちらの記事を参考にしてください。安心なタクシーの紹介もあります。
その他にも注意していただきたいトラブルがあります。
【レストランで食事中など身の回り品は身体から離さないこと】
テーブルの上にスマホを置いておく、なんて日本ではよくある光景です。テーブルの上に無造作に置かれたものも窃盗の対象となりますから注意してください。
日本でのひったくり対策を常にしている、といったイメージですね。
レストランで多いトラブルは置き引きです。被害にあった場合、お店の人が警察に通報してくれると思いますが、ご自身で警察への通報をお願いすることも必要かもしれません。
【23時以降の外出はしない】
グアムという非日常を味わえる空間にいると「夜の街も楽しみたい」と思う人もいるでしょう。ですが、男性でも女性でも、23時以降の外出は絶対にしないでください。
日本でも同じですが、暗くて人の少ないところでは犯罪が起きやすいので、夜は翌日のためにしっかりと休むようにしましょう。
このトラブルも、やっかいな事案です。そもそも、グアムに限らず、どの国も夜は犯罪の温床と思っていただいても過言ではありません。昼間大盛況だった観光地も夜になればひっそりと静まり返っています。
人気のないところでは何が起こっても不思議ではありません。ですが、それでも夜間に外出し、トラブルに遭遇した場合は、身の安全を第一に、
- 逃げる
- 警察に通報する
- 助けを呼ぶ
などの対処をしてください。
【公共トイレは使わないで!】
野外の公共トイレは場所によっては地元住民ですら利用しないほど危険な場所もあります。
万が一、被害に遭った場合は、必ず警察に通報しましょう。トラブルがあるトイレは地元の人も近寄らないことが多いみたいなので叫んで聞こえる距離に人がいるとは限りません。
自分の身の安全を第一に考えながら行動し警察に通報してください。
緊急時の連絡先
ご紹介したトラブルのほとんどは当たり前ですが【警察に通報する】ことが重要です。日本でも同じですよね。ですが、やはり海外なので警察に通報しただけでは安心できない人もいるかもしれません。
正直、私も不安です。被害に遭い、精神的に追い込まれている状況で、警察官を見ても本物かどうかも分かりませんよね。そんな不安を解消すべく、調査を進めました。
本物の警察官なら番号を書いた紙(手書き)を渡すそうなので、必ずもらってください。
これは被害届を出すときに必要になるそうです。
これでも、不安が尽きない人もいると思います。それも、そのはずです。やはり自分の国ではないし、自分の言葉が通じるわけではないので心配です。
そんな人は、こちらをぜひ、利用していただきたいと思います。
- マイクロネシア・アシスタンス・インク(MAI) TEL 649-8147
24時間体制で旅行中の病気やケガ・盗難など観光客のあらゆるトラブルに日本語で対応しています。
-
在ハガッニャ日本国総領事館 TEL 646-1290
【開館時間】月~金 8:30~12:30、13:30~16:30
【休館日】土・日・祝祭日
-
グアム旅行者クリニック TEL 647-7771
日本人旅行者の不意の疾病やケガに日本語で対応しています。日本人医師による観光客専用のクリニックなので安心して利用できます。
【診察時間】月~金 9:00~12:00、13:00~17:00
【休診日】土・日・祝
ここで挙げたものはすべて日本語で対応してくれるので、言葉が通じないなどの心配がないので安心して利用してください。
海外では日本人というだけで犯罪被害に遭遇することもあります。【日本人=お金持ち】というイメージがあるからだそうです。
>被害に遭わないために、日ごろからご自身で気を付けて行動するように習慣づけましょう。
グアムでのトラブル対策についてご理解いただけたところで、続いて、ご紹介するのは、さまざまな国で頻発している【テロ】についてです。
テロ事件
【テロ事件】と聞くと、どこか別世界で起きている事件のような気がしていました。ですが、テロ事件は、私たちの想像を超えた場所で想像以上の行為に及びます。
私は、ある事件をきっかけに、自分の身の回りで起きても不思議ではない事件なんだ、と考えが変わりました。みなさんの記憶にも残っているとおもいます。アメリカの9.11同時多発テロです。
あの時、私の想像をはるかに超えた壮絶な事件をTVで目撃することになるとは全く想像していませんでした。
事故直後のTVの生中継を観ながら、生存を願っているさなか、まさかもう1機が激突する映像を観ることになるとは…今、思い出しても涙が出てしまうほどです。
このような、理不尽な状況に、私たちも遭遇しないとは言い切れません。そのとき私たちはどう対処するのがベストなのでしょうか?
例えば、お店での事故の場合は、基本的にスタッフが状況を理解して的確な指示を出すこともできますが、テロような事件の場合、目の前で起こっていることを理解しているのは、犯人だけでしょう。
そんな中、正しい判断をすることは、非常に難しいです。万が一に備え、テロ被害に遭遇した場合の心構えや身を守るために私たちができることをまとめました。
テロリズムとは、何らかの政治的な目的を達成するために暴力や脅迫を用いることを言います。
テロリズムの語源Terror(「恐怖」の意味のフランス語)の通り、暴力による恐怖を政治的な目的のために利用するため、大衆の間に恐怖心を植え付けることが最大の目的で、爆発物の使用、誘拐、要人の暗殺、交通機関などインフラへの攻撃、無差別殺傷などが典型的な手段とされています。
これらの行動を起こす人物を【テロリスト】、日本ではこのような事件を略して【テロ事件】と呼ぶことが多いです。
テロなどから身を守るための注意点と避難時の注意点
万が一、テロなどに遭遇した場合、私たちは非常に無力です。日本は徴兵制度もありませんから、こういったことに不慣れなひとが多いのは当然です。
ですので、そうした事態に遭遇した場合、どう対応するのかを心得ておくことが重要になります。
- とっさに姿勢を低くし、身の安全を守りましょう。
- 周囲で物が落下している場合には、落下が止まるまで、頑丈なテーブルなどの下に身を隠しましょう。
- その後、爆発が起こった建物などからできる限り速やかに離れましょう。
- 警察や消防の指示に従って、落ち着いて行動しましょう。
- テレビやラジオなどを通じて、行政機関からの情報収集に努めましょう。
(1)火災が発生した場合
- できる限り低い姿勢をとり、急いで建物から出ましょう。
- 口と鼻をハンカチなどで覆いましょう。
(2)瓦礫(がれき)に閉じ込められた場合
- 明るくするためにライターなどにより火をつけないようにしましょう。
- 動き回って粉じんをかき立てないようにしましょう。口と鼻をハンカチなどで覆いましょう。
- 自分の居場所をまわりに知らせるために、配管などを叩きましょう。
- 粉じんなどを吸い込む可能性があるので、大声を上げるのは最後の手段としましょう。
こちらは内閣官房 国民保護ポータルサイトがまとめているものですが、日本でも海外でも注意する点は同じです。読んでみると、子供の頃の避難訓練でよく聞いたものもありますよね。大人になって、すっかり忘れてしまっていました。
ゲリラや特殊部隊による攻撃の場合
- 突発的に被害が発生することも考えられるため、攻撃当初は一旦屋内に避難し、その後状況に応じ行政機関からの指示に従い適切に避難しましょう。
この他にも、ミサイル攻撃や航空攻撃、化学剤・生物剤・核物質が使われた場合の注意点も細かく、分かりやすくまとめられていますので、ぜひ一読してみてください。
これらを総合的に判断すると【いったん建物の中へ避難、口と鼻をハンカチなどで覆って守る】ことが多くの場合に必要なことのようです。
もちろん、状況にもよりますので、まずは冷静に状況を理解することが何よりも不可欠だと思います。
自分の身を守る
事件、事故いずれの場合も、まずは自分の身を守ることを最優先してください。自分を守り、生きることは、家族を守ることにもつながります。
そして、そのためには、決してパニックになってはいけません。パニック状態になると正常な判断ができなくなってしまいます。
さらに集団パニックに陥ってしまうと間違った判断に共感してしまい、被害が拡大してしまう恐れもあります。とはいえ、このような状況で【落ち着いて行動する】ことは、とても難しいことだと思います。
もし、パニックになりそうだな、と思ったときは深呼吸をしてみましょう。心身のバランスを保つには自立神経のバランスがよい状態であることが不可欠です。
緊張状態が続くと浅い呼吸になり、交感神経が働きすぎてしまいパニックに陥りやすくなってしまいます。ですので、深呼吸をして自律神経のバランスをうまく調整し、心を落ち着かせるようにしてくださいね。
日ごろから、こういったことに少し耳を傾けるだけでも何かが変化するのかもしれません。
【押さない、走らない、しゃべらない、戻らない】
この教訓は今でも健在なんですね。たとえ海外であっても避難するときは同じです。決して慌てて走ってはいけません。事故や事件に遭遇した場合、怖くて、とにかく逃げ出したくなる気持ちはよく分かります。
ですが、パニックになり慌てて走り出し、何かの拍子に転びでもすれば、後ろの人々がつまづき、あっという間に何十人、場合によっては何百人の下敷きになり、救えたはずの命を失うことにもなりかねないのです。
さらに、人がパニックに陥ると必ず出口に向かうそうです。人間の本能なのでしょうか?
自己防御とパニックで他人と争い、出口に殺到し、狭い出口で動けなくなり、酸欠により命を落とすケースもあるそうです。
『慌てる乞食は貰いが少ない』なんてことわざがありましたね。急ぎすぎると悪い結果を招くという戒めの意味ですが、この言葉を頭の片隅にでも残しておいてくださいね。
緊急事態に遭遇しても、決してパニックにならず、周囲の状況を正確に判断するように心がけてください。もし、パニックになりそうだったら、【深呼吸】を思い出してください。
避難の鉄則「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない」はあくまでも基本です。2011年3月11日東日本大震災後は地域によっては「誰よりも早く走って逃げる」と変わったところもあります。
これは、津波から自分自身を守るための行動です。
逃げる勇気
最後にとても大事なことをお伝えします。テロに限らず事件に遭遇した場合、【絶対に犯人に立ち向かわない】でください。辛い選択になることもあるかもしれません。
誰かを助けようと現場に戻ったり、犯人と戦うことは絶対にしないでください。犯人が立ち去った後に負傷者などの救護にあたってください。逃げることは決して恥ずかしいことではありません。
万が一のとき、何が何でも生き延びる努力をしてください。あなたの帰りを待っている人たちのために…
まとめ
加害者にならないために
グアムにいても、つい日本にいる感覚で過ごしてしまいます。しかし、その普段の行動がグアムでは【犯罪】となってしまうこともあります。
例えば、旅行中、はしゃぎすぎた子供を注意したり、夫婦喧嘩をした時に、第三者の通報で【逮捕】されることもあるそうです。グアム政府観光局のHPにも【日本国総領事館より】注意喚起があります。
お出掛け前に確認をしてみてください。
グアムでの緊急時の対処法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
被害者にも加害者にもなりえるこの時代に、どう気を付けるべきか、ほんの少しご理解いただけましたか?
トラブルに遭遇しないことが何よりですが、そのために、まずは自分でできる防犯対策しておきましょう。
万が一、トラブルに遭遇してしまったら、落ち着いて、正しい判断で行動し【命を最優先で守る】ようにしましょう。戦々恐々とする必要はありません。
いつもの自分に少しだけ【気を付ける】よう心掛けるだけで大丈夫です。このお話しでみなさんの心に防犯のタネを蒔くことができていれば嬉しいです。
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