グアム旅行！日本帰国時の制限、酒、タバコ、化粧品や輸入禁止品！

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グアム旅行の楽しみの1つはショッピングだと思います。日本にいる知り合いにお土産を買ったり、自分や家族用のお土産を買ったりしますよね。

でも、日本に持ち込むことができないもの、持ち込んでも税を払わなければいけないことがあるというのはご存じでしょうか？

私たちの家族もグアムが好きで、毎年グアム旅行に家族で行っています。お土産もたくさん買うのですが、残念ながら空港で没収されてしまったという苦い経験があります。

そこで、今回は私たちのような思いをしないように、日本帰国時の制限についてまとめました。

これからグアムに行く人や帰国予定の人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

日本に持ち込めないもの

『禁止とか制限とか、なんだか大変そう』『覚えるの難しそう』そんな声が聞こえてきそうですね。確かに１つ１つ細かく覚えるには大変です。

とりあえず細かい部分は置いといて、簡単な３つを紹介します。

この３つが持ち込みを禁止されている理由の共通点は、【人】と【環境】を守ることです。

それでは、１つずつ説明していきたいと思います。

コピー商品

これはブランド品の偽物だったり、海賊版と呼ばれるＤＶＤなどを違法コピーした物です。

コピー品の持ち込みが禁止されている理由は、主に[商標権]や[著作権]といった、【人の権利】を守るためです。

グアムでも離島のショップで取り扱っている場合があり、注意が必要です。

ショップごとに多少の値段の差はあるのですが、あまりにも相場より安いものは危険です。

正規のショップで購入したものなら問題はないので、そちらで購入するようにしましょう。

安さにつられて購入すると、税関で没収されたり、罰金の可能性もあります。出費を抑えたつもりが余分な出費になった。なんてことにならないように気をつけましょう。

ワシントン条約に定められているもの

条約と書かれているので、これが一番難しそうに聞こえますよね。

ワシントン条約というのは、絶滅の危機に瀕する野生動植物が過度な国際取引に利用されないように作られたものです。

簡単に言うと、「絶滅の可能性がある【動植物】を勝手に国外へ持ち出してはいけません」という内容です。

気を付けなければいけないのが、規制の対象が生きている動植物だけではないと言う事です。

規制対象の素材を使った、カバンや財布などの加工品も持ちこめません。(持ち込みが禁止されている物の詳細はこちら)

私はまだこの手の物を買った事がないので分からないですが、他の規制品も含めてショップの店員がＯＫと言っても、ダメなパターンもあるそうです。

これは上で挙げた、【環境】を守るための規制にあたります。どうしてもほしい方は、きちんとした手続きをして持ち帰るようにしましょう。(手続き方法はこちら)

食品、植物

基本的に肉製品、果物、植物の種、土が付着した花などが、禁止されています。

寄生虫や病原菌を、日本に持ち込まないための規制です。

【人】を守るためでもあり、【環境】を守る意味もあるように感じます。

実は私の苦い経験があるのはこれなんです。グアムには思いのほかカップラーメンが豊富に売っており、夜食用に大量買いをしました。

その余りを持ち帰ろうとしたのですが、空港で没収されてしまったのです。

その時はあまり分かっていなかったんですが、どうも牛肉の加工品が入っていたのがダメだったようです。

グアムはアメリカの領土になるので、牛肉が輸入されている今でも、牛肉の加工品は禁止でした。

ですが、輸出国の政府機関が発行している検査証明書があれば、持ち込むことができる場合もあります。

この検査証がないと、検疫で引っ掛かり、罰金または懲役が科されます。→「旅行の締めくくり」入国審査や税関、検疫について!グアム出発~日本到着の流れを紹介します!

上記の３つは、比較的に覚えやすいので覚えておいてください。

その他、持ち込めないもの

少し難しくなりますが、次は税関のホームページに記載されていた輸入禁止の内容です。

1.麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤、あへん吸煙具

2.指定薬物（医療などの用途に供するために輸入するものを除く。）

3.けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品

4.爆発物

5.火薬類

6.化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質

7.感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体など及び同条第21項に規定する二種病原体など

8.貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手または有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード（生カードを含む）

9.公安または風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品

10.児童ポルノ

11.特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権または育成者権を侵害する物品

12.不正競争防止法第２条第１項第１号から第３号までまたは第１０号から第１２号までに掲げる行為を組成する物品

（注）上記のほかに医薬品、医療機器などの品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、植物防疫法、家畜伝染病予防法などにおいても輸入が禁止されているものがあります。

また、違法ではないと称して販売されているハーブやアロマオイル、バスソルトなどの商品の中には、「麻薬」や「指定薬物」にあたり、輸入が禁止されているものがありますので、ご注意ください。

引用:外務省関税局ホームページ

書き方が難しいですが、要は「日本の法律に関わるものは持ち込めません」ということです。

麻薬や銃、爆発物は常識的に日本では禁止ですよね。

ですので、法律に関わりそうなものはお土産に選ばないようにしましょう。

以上が、日本に持ち込めない物の説明でした。グアムに行くと、女性は日本では売っていない化粧品などを買って帰る人もいると思います。

ですが、化粧品や医薬品は日本に持ち込める量が制限されているのです。

持ち込み制限「化粧品、医薬品」

化粧品と医薬品は「薬事法」と言う法律が関わってくるので、個人の使用限定かつ数量規制があります。

一般の個人が自分で使用する目的で海外から持ち込む場合は、原則として地方厚生局に必要書類を提出し、営業目的ではないことを証明しなくてはいけません。

ですが、これから説明する範囲内であれば、税関の確認を受けた上で持ち込むことができるのです。

化粧品

化粧品は一品目につき24個までの制限があります。(例えば口紅の場合、ブランドや色などに関わらず24個まで)

この範囲をこえると税関で没収されたり、その場で破棄しなければなりません。

『こえる場合は税金を払えばいいの』という声が聞こえそうですが、個人が使用する範囲で認められているのが24個以内なので日本に持ち込む事はいっさいできません。

バレなければOKという内容を見かけますが、法律に違反しているので気を付けましょう。

せっけんや歯磨き粉なども、こちらの対象に入るそうですよ。

医薬品

知り合いにお土産で医薬品を頼まれた時は、断るようにした方が無難です。

今から紹介するのはあくまで個人使用の範囲なので、販売はもちろん、誰かにあげることも禁止されています。

薬事法の関係で自分で使う場合は、上記の範囲内で持ち込みが可能です。

知り合いにあげる場合、事業目的の輸入として扱われるため個人で持ち込む事が出来なくなってしまいます。

ここまで、持ち込める量が制限されている物の紹介でした。次は皆さんにも関わりの多い免税店のことをお伝えします。

海外に行くと、免税店に行くのが楽しみという人も多いと思います。

日本国内で買うよりも税がかからず安く購入できるので、ついつい買いすぎてしまうこともあると思います。

ですが、免税で買うことのできる量は決まっているのです。その免税範囲を超えてしまうと、帰国時の税関で引っ掛かってしまい、税金を支払わなくてはいけません。

免税範囲ですが、大きく分けると２つのジャンルにわかれています。

1. 酒、タバコ、香水
2. その他

なぜこの2つかと言うと、免税範囲が細かく決まっているか、いないかです。

酒、タバコ、香水は数量で規制があり、その他の物は20万以内ですと免税になっています。

極力、旅行者の負担が少なくなるように課税されていくので、「思ったより安いな」という時もありますよ。

免税範囲「酒」

「日本ではお酒とタバコは20歳から」というのはみんな知ってる常識ですね。

当然のように海外でも20歳からOKだと思う方もいるかもしれませんが、グアムでは21歳未満が禁止とされています。

つまりグアムでは20歳なら禁止なんです。

友人と遊びに行く大学生の方などは気をつけてくださいね。

日本に持ち帰る時の制限ですが、下記の免税範囲をこえると税金が掛かってきます。

お酒は比較的免税範囲が分かりやすいかと思います。

海外ならではの珍しいお酒を買う人も多いですが、免税の範囲内なのかを考えながら購入しましょう。

免税範囲「タバコ」

グアムではナターシャ保護法という喫煙に関する法律があります。

そのため、公共の場所は禁煙となっており、喫煙者は喫煙可能の確認が取れた場所でのみ喫煙することができます。

もし、この法を破ると罰金を支払うことになります。近年はいろいろなタバコが出ていますので、種類ごとに違いがあります。

愛煙家の方はいろいろな種類のタバコを吸い分けたり、紙巻以外も合わせて持っている方もいると思うので合計数にはお気をつけください。

ちなみに、酒もタバコも未成年者には、上記の規制に関係なく免税されません。

そして、上記の免税範囲を超えると、1本あたり13円が課税されます。

(例:600本紙巻きたばこを持ち込む場合は、免税範囲外の200本が課税対象となり、200×13=2,600円を支払うこととなる)

お土産を頼まれたりした時はなるべく断った方がトラブルになりにくいですよ。

免税範囲「香水」

香水とありますが、「オーデコロン」「オーデトワレ」は除くとなっているので、香料の濃度が８％未満の物は、次に説明するその他の税率が適用されます。

香水はこのようになっています。日常的に使っている香水を除き、未開封で2オンスまでが免税です。

ただし、日常的に使っているものでも、使いかけをたくさん所持していると免税対象から外れる可能性があります。

欲張らずにお気に入りを1つか2つ程度に納めたほうが、安心して税関を通過できますよ。

免税範囲「その他」

酒、タバコ、香水以外の物でしたら合計20万円以内は免税となっています。

この20万円に1万円以下の物は含まれません。

税関のホームページを見ても難しくて分かりづらいので、例を挙げながら説明しますね。

<20万円に1品目の値段の合計が1万円をこえる物が含まれていた場合>

<20万円をこえた場合、こえた品物の価格から60%を課税>

これが基本的な税金の仕組みになっています。

そして、1つの商品で20万円を超える場合は、その全額は課税対象となります。

腕時計やパソコンなど、例外もありますので上記を読んだ後に税関のホームページを確認していただくと分かりやすいと思います。(外首相関税局ホームページ)

上記の免税範囲を超えた場合は、帰国した空港内にある税関で支払うことになります。

税関と聞いても、何をすればいいのかよく分からないという人もいるかもしれません。

ですので、最後に「税関」について簡単に説明しておきたいと思います。

税関　基礎知識

販売目的の商用輸入と個人使用の輸入で税金額が変わります。

今回は旅行目的なので、個人使用の輸入について説明をしていきます。

まず日本帰国時の機内で【携帯品・別送品申告書】という紙が配られます。

これを家族の場合は代表者が1枚。友人などとグループで行った場合はそれぞれ一人1枚書かなければ行けません。

免税範囲をこえる場合はここで申告して、日本の空港にて税関ブースで税金を支払います。緑色のレーンは免税レーン、赤色は課税レーンなので、持ち物に合わせて正しい方に入りましょう。

分からない場合は税関の職員に聞くと、丁寧に教えてくれます。

税関以外にも、帰国すると空港でやるべきことがいろいろあります。気になる人は、こちらの記事をご覧ください。

「旅行の締めくくり」入国審査や税関、検疫について！グアム出発～日本到着の流れを紹介します！

2020-02-20

まとめ

最後に、この記事のまとめです。

関税など関税など細かく説明しましたが、実際には税関で全てやってもらえるので難しくはないです。正しく申告して法律に違反しないように気を付けてくださいね。

制限や禁止が多いので、不便に思う部分もあると思います。それぞれの国を守るためには仕方ないことと割り切り、思いっきりグアムを楽しみましょう。

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