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みなさん、グアムを思いっきりエンジョイしていますか?
グアムは美しいビーチ、楽しいアクティビティ、ワクワクなショッピング、癒しのスパ、極上のグルメと楽しいことばかりです。
グアムに限らず、旅行へ行ったら、とにかく思いきり楽しんで帰りたいですよね。そのためには、旅行ガイドブックに目を通したり、ネットでいろいろリサーチしたりして、準備万端で臨みます。
その予定通りに旅行を楽しめれば、もう言うことなしです。が、海外旅行には、落とし穴もあります。
ひとつは、お土産などを買いすぎて、帰りの荷物が重量オーバーしてしまうことです。これは、航空会社によって変わりますので、帰りの航空会社を必ずチェックして重量制限の確認をしてくださいね。
そして、もうひとつが肉製品などのお土産(持ち込み)についてです。実は、コレが大問題なのです。
今回は、グアムでよく見かけるテングのビーフジャーキーにスポットをあててご案内します。
グアム初心者の人は、しっかり熟読して頂き、グアムの常連さんなら、分かりきっていることかもしれませんが、改めて確認をして頂き、日本の税関を何事もなく通過して無事にお帰り頂きたいと思います。
ビーフジャーキーの持ち帰り
突然ですが、ここで皆さんにクイズです。
できる or できない
残念ですが、グアムで販売しているビーフジャーキーは、お土産としても持ち帰ることができないのです。これは、多くの国で家畜の病気が発生しているためです。
日本では、2000年初頭、BSE問題が発生したため、アメリカ合衆国、カナダで販売されているビーフジャーキーなどの牛肉加工食品は日本国内に一切持ち込めなくなりました。
2005年日米で定めた新たな輸入条件のもとで輸入が再開されましたが2019年4月現在でもビーフジャーキーは引き続き輸入停止となっています。
ビーフジャーキー以外の肉製品など『検査証明書』があれば持ち帰ることは可能なのですが、お土産など個人消費用の畜産物は証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本に持ち込むことができません。
国内旅行と違い、何でも持ち帰れるわけではないんですよね。初めてのグアム旅行だと、そういったことも心配ですよね。ですが、ご安心ください。
分かりやすくまとめたこちらの記事を参考にしてください。
なぜ持ち込めないのか?
簡単に言うと日本の酪農を守るために輸入が禁止されています。では、酪農を守るとは、どういうことでしょうか?BSE問題で…とアルファベット3文字だけで片付けてしまう人が多い気がします。
正直、私も正確には理解していませんでした。ですが、単に日本のためと言われたり、頭ごなしに否定されても、ピンときませんよね。
ビーフジャーキーが持ち込めない理由をしっかり調べて参りました。まずは、こちらからおさらいしていきましょう。
牛海綿状脳症【BSE】
【BSE=牛海綿状脳症(うしかいめんじょうのうしょう)】は、牛の脳の中に空洞ができ、スポンジ(海綿)状になる感染症です。一般的には『狂牛病』として知られています。
病気を発症した牛は、群れから離れたり、痙攣を起こしたりして、やがては、音、接触に対して過敏な反応をするようになり、さらに運動機能に関連する部位も冒され、立てなくなるなどの症状を示します。
BSE問題
若い人だと20代の人も聞いた覚えがあるかもしれませんね、この『BSE問題』。日本では2001年に千葉県でBSEに感染した牛が確認されました。その後2004年まで、北海道、神奈川県、熊本県で確認されました。
これを受けて日本政府は対策に乗り出しましたが、その後『牛肉産地偽装事件』『集団食中毒事件』などBSE関連で企業犯罪が相次ぎ【食の安全】に対する国民の信頼が大きく揺らぎBSEそのもの以上に深刻なダメージを社会に与えました。
原因・治療
日本での発生原因は完全には解明されていません。ですが、飼料として与えた肉骨粉と牛用代用乳が原因と疑われています。そして、感染した牛について回復させる治療法は、今のところ存在しません。
人への感染
現在でも各国で研究が進められていますが、まだ全てが明らかになっていません。
当初は人間には感染しないと考えられていたそうですが、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の病原体が同じものと考えられ、さらに食物から感染した疑いのある症例が増えたため、食物を通して感染することが疫学的に高いと証明されました。
そして、そのなかで1995年を皮切りに、この病気に感染し、死亡したのは推定を含め2010年までで169名に達しています。そして、牛と同様に人への治療法も、今のところ存在しません。
日本への影響
アメリカ産牛肉の輸入には、厳しい検査をクリアしたものだけに限られます。私達がスーパーなどで見かける牛肉がそれです。
ですが、アメリカ産ビーフジャーキーは日本が求める安全性を検査出来ないため、輸入できなくなっています。万が一、そのビーフジャーキーが汚染されていた場合、感染するリスクが高まるのです。
たった一人のルール違反で本人や家族、お土産でもらった人達の命が脅かされます。この汚染されたジャーキーが日本の牛用飼料に使われたらどうでしょうか?
感染した牛の発生で酪農の全滅、人類の危機、牛肉の輸出禁止により、財政の悪化…とさまざまな問題に直面してしまいますが、ひとりひとりの心掛けでみんなが安心できるようになるのです。
ビーフジャーキーが日本へ持ち込みできない理由が分かって頂けましたでしょうか。
次はネット上での意見についてクイズ形式で紹介していきますので、みなさんも一緒に考えてみて下さいね。
クイズ問題
もう一度、改めてお伝えします。グアムからビーフジャーキーを日本に持ち帰ることは絶対にできません。
今回、ビーフジャーキーの持ち帰りについて調べたところ、ネット上では、さまざまな意見が飛び交っていました。どれが正しい情報なのか?と私自身も多少混乱してしまいました。
そして、それらの中には見逃せない書き込みもありました。これからいくつかご紹介していきますので、ご一緒に考えてみて下さい。
- できません。
- それは、【密輸】です。見つかった場合は、没収はもちろん、マークされたり、罰金などの刑罰を受けることもあります。
- ダメです。『検疫を通せば』とありますが、これは恐らく『検査証明書があれば』と言いたかったのだと思いますが、どちらにしてもビーフはダメです。
- 残念ながら、持ち込めません。実はこの話、結構聞きます。免税店の人の勉強不足なのか、ただ売りたいだけなのか定かではありませんが、このようにお店の人にすすめられ、日本の検疫で没収されることも実際にあるようです。
没収された場合、返品ができるかどうかはお店により異なると思います。そんな手間を考えると、時間がもったいないですよね。
- 万が一、間違えて手荷物に入っていた場合…
何度もお伝えしているようにビーフジャーキーを日本に持ち込むことはできません。しかし、日本へ帰るための飛行機に持ち込むことはできます。
あくまで日本の税関、検疫で止められるので手荷物に入っていた場合は、飛行機内で全て消費してください。
- 日本に持ち込まれることで日本の酪農、人間の命に関わる問題になる可能性があるので絶対にダメです。
楽しい旅行で気持ちもオープンになり、いつもならできる正しい判断が鈍ってしまうこともあるかもしれません。ですが、これを読んで下さっている皆さんにお願いです。
決してバレる、バレないで判断しないようにしましょう。
自分だけなら…少量なら…バレなければ…という軽い気持ちでルール違反をする人が、残念ですが存在しています。
自分だけなら、という考えの人は、あなただけではありません。=【自分だけ】ではなくなりますよね。
少量なら、という考えの人は、あなただけではありません。=【少量】ではなくなりますよね。
バレなければ、という考えの人、たかが牛肉と思っているかもしれませんが、その少量がいずれ取り返しのつかないことになりかねません。
2019年4月22日から
海外からの肉製品の違法な持ち込みに対する対応を厳格化します。
- 任意放棄の有無にかかわらず、違法な持込みには厳正に対処します。
- 手荷物の中に、輸入申告のない肉製品などの畜産物が確認された場合、罰則の対象になります。
- 家畜伝染病予防法により、輸入検査を受けずに畜産物を持ち込んだ場合には、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。
引用 動物検疫所より
このように、検疫所の確認も厳しくなったようです。くれぐれもご注意ください。
- 大丈夫です。ネット販売していますので、そちらで安心してお買い求めください。テングは、さまざまな種類のビーフジャーキーを発売しています。
グアムではグアムジャーキー、日本では日本のジャーキーをそれぞれの購入方法で楽しんでくださいね。
テングのビーフステーキジャーキー
引用 H.I.S.地球旅市場
グアムに滞在中は、こちらのビーフジャーキーをよく見かけるとおもいます。
これが、本当に美味しい『テングのビーフステーキジャーキー』です。
このテングのビーフステーキジャーキーは肉厚で濃厚な肉を感じさせる商品です。醤油ベースの味付けで最高のステーキ肉を使うことにこだわりを持って作られています。
厳選された内もも肉を使い、秘伝の醤油ダレに6時間漬け込み、温度調節を繰り返しながら牛肉が3分の1の重さになるまでじっくり乾燥させます。
こうして出来たテングのビーフステーキジャーキーはビーフと醤油の深い味わいがマッチした絶品となり、噛めば噛むほど芳醇(ほうじゅん)な味が口の中に広がるのです。
テングのビーフステーキジャーキーの誕生
引用 (株)鈴商
生みの親は日系2世のケン大崎氏。戦後のアメリカ、ロサンゼルスで親の豆腐店を継ぎながらテング社を創設しました。1970年代半ば、醤油味の『テング ビーフステーキジャーキー』が生まれました。
その味が日系人達の間で大評判となり、日本人旅行者向けの土産品として人気になりました。
ジャーキーとは?
引用 (株)鈴商
ジャーキーとは肉を干した保存食料のことです。
語源は南米の先住民の言語のひとつであるケチュア語で、日干しにした食料を『チャルケ』又は『チャルキ』と呼び、これが英語の『ジャーキー』に変化しました。
ジャーキーにする食料は、圧倒的に牛肉が多く、通常【ジャーキー】と言う場合は、牛肉のジャーキーを指すことが多いです。
牛肉の他には、鮭、鶏ササミ、馬肉、豚肉があり、カンガルー、ワニ、イノシシ、ネズミの肉などもあるそうです。
ビーフジャーキーの食べ方
引用 (株)鈴商
みなさんは、ジャーキーをどんなふうに食べますか?
一番スタンダードなのは、お酒のおつまみでそのままかじって食べることが多いと思います。
ですが、ビーフジャーキーは保存食として作られていて、塩や香辛料などを塗布し腐敗を防いでいる食品なので、スープなどに入れる食材として南米では広く使われているんですよ。
煮込み料理や炒め物、パスタやチャーハンなど工夫次第でさまざまな料理に使えるんです。
実は、日本でも…
引用 (株)鈴商
グアムでよく見かけるテングのビーフステーキジャーキーですが、実は日本にもあることをご存知ですか?
2019年現在、日本のお店では見かけることが少なくなりましたが、今はネットでも販売されています。
そんなテングのビーフステーキジャーキー、山あり谷ありの波瀾万丈な運命をくぐり抜けてきました。
1960年頃 ベトナム戦争の際に兵士の携帯食料として、アメリカ合衆国で商品として広く普及しました。
1970年代半ば 『醤油味のテング ビーフステーキジャーキー』が生まれました。
1980年代 海外旅行が大衆化すると、特にハワイで日本人観光客の間で、たちまち人気となり、ハワイのお土産の定番として大ヒット商品となりました。
1983年 日本企業の(株)鈴商が日本総代理店契約を結び、日本への輸入がスタートしました。
2003年 アメリカで発生した狂牛病(BSE)が原因で、アメリカ産牛肉・加工品の輸入が禁止され、ビーフステーキジャーキーも輸入販売ができなくなりました。
2004年 牛肉が美味しいアルゼンチンに生産拠点を移し、テング秘伝のレシピを継承したアルゼンチン産『ビーフステーキジャーキー』の輸入が開始しました。
2013年 こだわりの味は日本の工場で継承されることになりました。
今では、その味づくりを(株)鈴商が引き継ぎ、オーストラリア産の牛肉を使い、日本とウルグアイ(一部商品)で生産しています。
私は、今のビーフステーキジャーキー(オーストラリア産)しか食べたことがないのですが、父の話では、元祖アメリカ産が一番美味しかったと言っています。
今のも、とても美味しいのに、それを上回る美味しさとは…ぜひ食べてみたかったですね。
テングのビーフステーキジャーキーは基本的に、どこでも売っています。私がおすすめするショップは『Kマート』です。
Kマートは、比較的お値段も安く、24時間営業なので、時間帯を気にすることなくフラッと立ち寄れます。
もちろん、さまざまな商品を取り扱っているので、旅行中のおやつは、Kマートで買えば節約にもなると思います。
Kマートについてはこちらをご覧ください。
まとめ
今回はグアムのビーフジャーキーにスポットを当て、お話をさせて頂きましたがいかがでしたか?
軽い気持ちでビーフジャーキーを持ち込んでしまい、大きな問題へ発展しないようにするためにも、ルールをきちんと守って頂ければと思います。
そして、BSEについて、説明しましたが、こんな疑問を持たれた人がいるのではないでしょうか?
- 大丈夫です。今この瞬間も世界各国で検査、研究が行われています。グアムで販売しているジャーキーも問題はないのです。ただ、今の日本のルールでは持ち込むことができないということなのです。
ですからビーフジャーキーはグアム滞在中に安心してお楽しみ頂けます。宿泊先のホテルの部屋飲みのおつまみとして、帰りの便でのおつまみとして存分に楽しんでください。
アメリカ産ビーフジャーキーの持ち込み禁止に例外はありません。
今回、特にお伝えしたかったのがこれです。ネットで「持ち込めた」などの無責任な書き込みが見受けられますが、それらは全て違法行為です。
グアムで販売しているジャーキーは安全と伝えましたが、「安全ならいいでしょ」とは絶対に思わないでください。小さなことがコツコツと積み重なり、大きな問題に発展していくのです。
グアム旅行を楽しんだ後に、嫌な気分にならないためにもルールをきちんと守りましょう。
グアムの美しいビーチを眺めながら頂くビーフステーキジャーキーは格別だと思います。グアムのビーチとビーフステーキジャーキーはセットと考え、グアムでしか楽しめない唯一の贅沢、をお楽しみくださいね。
そういえば、こんな有名な言葉がありましたね。『一人はみんなのために、みんなは一人のために』この気持ちを忘れず、安心、安全の楽しいグアム旅行になりますように…
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